スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

苦悩だってします。

群像劇が書きたい、と思うようになりました。
以前から好きだった劇団ひとりの影響です。
ああなりたいなあと思える作家さんがいるのは
果たして幸せなのでしょうか。

それとも挫折と絶望への第一歩なのでしょうか。

知識に裏打ちされた表現を見るたびに感動し、ああ同じものを学んで育ちたかったと悔やみ、才能とセンスがそうさせただろう表現と何気ない単語の運びに触れた時、言い様のない激情や感動と挫折とに一気に襲われるわけです。
容量の少ない頭はそこでいつもパンクします。

劇団ひとりの「陰日向に咲く」を読むと未だに感動に泣きながら、同時にどうしようもない挫折を噛み締めます。
抗いようのない才能の差というのは残酷です。
書けば書くほど破り捨てたくなります。それでも書きたいという欲求だけが消えずに残ってこの指にどんどん新しい文字の羅列を生み出させます。

本当はやめたいのかもしれません。
止めたら楽になれるのかもしれません。

書くことを気にせずに読むだけの立場になれば、素晴らしいものを妬みも絶望も感じる事なく素直に素晴らしいと感じて感動に浸れるのかもしれません。

それでもやめたらきっと死んでしまうというくらい、書きたい、作りたいと思う自分は声を上げるのをやめないわけです。書いているから読むことも続けられている気がするのです。

書くのをやめたらきっと読めなくなる気がしています。読むたびに、逃げ出した後ろめたさを一生感じるのです。
それだけがはっきりと解っているのだから不思議です。

私にとって本のない生活というのはありえないものなので、結局残された選択肢は「読むか、死ぬか」なんですね。

絶望から立ち直るために読み、読むために再び書いて絶望しながらそれを癒す本を探す。自分が一生この最悪の悪循環の中で笑っている姿を時折夢にさえ見て飛び起きます。

昔見た映画を思い出すことがあります。「アマデウス」、ご存知の方もいるかもしれません。
F・マーリー・エイブラハム演じる宮廷音楽家、苦悩の人アントニオ・サリエリ。名曲を生み出す才能に恵まれず、それなのにアマデウス…つまりはモーツァルトの才能を見抜ける程度の才能だけを与えられて生まれた悲運の人。
モーツァルトよりも彼に私は強い共感を覚えます。

幸か不幸か私にはサリエリのような権力がないので
元凶を力技で社会から取り除くような真似は出来ませんし、才能を掠め取ろうと画策するだけの度胸もありません。

代わりにただじいと後ろ暗い感情の中から、きらきらと輝くものを延々見つめ続けました。
満足に書けるわけでもなし、素晴らしいものを自ら生み出せる才能を与える事もしなかった神様がどうして「書きたい」という欲だけを私に与えたのか。
その答えが知りたいのです。
そも、私のこの欲はどこから来るのでしょうか。

歴史に残る名前、勿論魅力的です。歴史が私という存在の確実性を死後も保証してくれるのならそれ以上に素晴らしいことはありません。
そして世界のどこかに永遠に残る何かを作れるのなら、きっと何にも勝る達成感と安心感と幸福とを得られるでしょう。

つまるところ、私は忘れ去られるのが怖いのです。
その最たるものが死です。根源的な恐怖そのものを目の前にして過ぎ行く日々を戦々恐々として生き延びながら、ただひたすら死にたくないと怯えている私の未練の副産物が、この欲なのだと思います。

その未練の全てを断ち切ってくれるようなものを
探し出すために、この無駄な欲求が私の中に生まれたのかもしれないとしたらどうでしょう。
そう思えばこそ、書きたいと頭の隅で叫ぶ自分に今日も駄目元で筆を執らせてやろうという気にもなるものです。

むしろ、私はこの欲あるが故に私として成り立っているのかもしれません。
旅立つ瞬間への恐怖を父に持ち、後にする現世への未練を母にして、この欲は私というペンを伴って人の世へ生まれてきたのです。

つまり、書くという行為は私にとって自分の人生の最後を納得のいく物にするための先行投資なわけです。
一種の回帰願望なのかもしれません。
であれば作品モチーフに棺や神様、家族愛といったものの多いのにも納得がいく…ような気がします。

よーっし、オラやる気出て来たぞ。
頂いた拍手やメール、いつも大事に読ませていただいてます。こんな話をした後ですが、とても感謝しています。ありがとうございます。
期待に沿えるようにもっちもち頑張ります。

最後に、アマデウスについて。
アマデウス公開後のアカデミー賞、最優秀主演男優賞に輝いたのはそれまで永遠の脇役と言われてきた
F・マーリー・エイブラハムだったそうです。
(私としては薔薇の名前のベルナール・ギーも
 いい役だったと思うので永遠の云々は非常に不本意なのですが)
モーツァルト役のトム・ハルスも同時にノミネートされていたんだとか何とか。モーツァルトの横で永遠の脇役であり続けたサリエリが聞いたらきっと喜んだでしょう。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

中の人について。

春日八重+蓮見魂緒

→中の人について
名前:春日八重+蓮見魂緒
悩殺ハニィは一次創作サイトや
サークルと統合、ついでに
「猟妻嫌母」に改名しました。
相変わらず一人っ子サークルです。
中の人は恥ずかしげもなく、
よしむらとか春日とか名乗ってます。

→サイト傾向

一次創作
・自作ゲーム
・自宅のパソコン達の擬人化
・神話ネタ
などなどもそもそやってます。

二次創作
・APH:味音痴×2→普憫
(マイナーだって解ってる)
・BASARA:忍べてない忍び
(誰か俺に幸佐小十佐成分を下さい)

→リンクについて

管理人:
春日/蓮見/八重/魂緒/よしむら/
好きなように組み合わせて下さい。
連絡先:caspher☆hotmail.co.jp(☆→@)
サイト名:猟妻嫌母
アドレス:http://inthedaylight.web.fc2.com/

バナー:
・直リン用
http://inthedaylight.web.fc2.com/material/banner.jpg

・持ち帰り用

右クリックでお持ち帰り下さい。

バナー自体は同じですが、直リンだと
時折告知とかが入るかもしれません。



配布/配信中まとめ
■ゲーム■



■動画■(別窓が開きます)
ここに纏めているのは一次創作のものだけです。


最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。